空自と米空軍の隊員が、墜落した米軍機のパイロットを模した人形を担架で運んだ=7日午前、沖縄県うるま市、福井悠介撮影
自衛隊は7日、沖縄県うるま市沿岸で、安全保障関連法に基づき、米軍などへの後方支援を行う「重要影響事態」を想定した訓練を米軍と共同で行い、報道陣に公開した。防衛省によると、安保法に基づく訓練を日米共同で実施するのは初めて。
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この訓練は、陸海空自衛隊と米軍の陸海空軍・海兵隊が2年に1度行う日米最大の演習の一環。ハワイやカリフォルニアにある米軍部隊も含めて計約3万6千人が参加し、沖縄近海やグアム、テニアン島などで10月30日から今月11日まで続く。南西諸島や朝鮮半島での有事を念頭に、弾道ミサイル対応や離島奪還作戦の訓練をしている。
7日に公開されたのは海上での救助訓練。米軍機墜落を想定し、空自ヘリから自衛隊と米軍の隊員計12人が海に飛び込んで、救助する訓練をした。
この日の訓練内容はこれまでも…