オスプレイから陸自隊員らがロープを伝って降りる訓練も行われた=群馬県榛東村の相馬原演習場、藤田太郎撮影
米軍の輸送機オスプレイが参加した日米共同訓練が10日、陸上自衛隊相馬原演習場(群馬県榛東村)で報道陣に公開された。昨年12月に沖縄県で大破した事故後、国内の日米共同訓練でオスプレイが使われるのは初めて。演習場付近では安全性を疑問視する市民団体などが訓練中止を訴えた。
10日の訓練にはオスプレイ1機が参加。高さ約10メートルの空中に止まったオスプレイからロープをたらし、隊員が次々に地上へ降りる訓練や、負傷者を搬送する訓練などをした。
今回の共同訓練は6~17日の日程で、沖縄の米海兵隊と陸自新発田駐屯地(新潟県新発田市)の隊員ら計約750人が参加。米軍普天間飛行場(沖縄県)所属のオスプレイ計6機も参加し、相馬原演習場と陸自関山演習場(新潟県)で訓練が実施される。防衛省は、今回の訓練はオスプレイが配備されている沖縄の負担軽減が狙いだと説明している。燃料費などは日本側が負担する。
相馬原演習場の周辺では10日…