米戦略爆撃機B1Bが15日、韓国上空に飛来して米韓合同軍事演習に参加したと、複数の米韓関係筋が明らかにした。B1Bの韓国への派遣は、北朝鮮の5度目の核実験を受けて実施した昨年9月以来。米軍の「核の傘」を見せつけて、北朝鮮の軍事挑発を抑止する狙いがありそうだ。
北朝鮮ミサイル問題
関係筋によれば、B1Bは15日、グアムの米軍基地と韓国上空を往復した。在韓米軍と韓国軍は飛来の事実を発表していないが、北朝鮮の中央通信が15日、「B1Bが韓国上空で約1時間、我々の重要施設を先制攻撃する核爆弾投下訓練を行った」と報じていた。
韓国国防省は2月の国会報告で、米韓軍事演習の目的について「北朝鮮の核・ミサイルへの対応、報復攻撃能力を備えるための演習を強化する」と説明。「米側と戦略兵器の展開を協議している」としていた。
米軍は最近、最新鋭のものを含…