首脳会談の冒頭に握手するロシアのプーチン大統領(右)と安倍晋三首相=19日午後5時29分、ペルー・リマ、飯塚晋一撮影
安倍晋三首相は19日午後(日本時間20日午前)、ペルーの首都リマでロシアのプーチン大統領と会談した。両氏は12月15日に山口県長門(ながと)市で行う首脳会談に向け、北方領土交渉を含む平和条約の締結問題や経済協力について意見を交わした。翌12月16日に東京で会談することも確認。首脳会談を前に岸田文雄外相が12月初旬にも訪ロし、ラブロフ外相と会談することでも一致した。
「プーチン氏と2人きりで意見交換」安倍首相の発言全文
安倍首相、平和条約問題に厳しい認識 日ロ首脳会談
首相とプーチン氏との首脳会談は今年に入り3回目で、第1次安倍政権からは通算15回目となる。会談はリマ市内の両氏の滞在先のホテルで、約1時間10分行われた。日本政府の説明によると、このうち通訳を交えた両首脳だけの会談が約35分間あった。
会談冒頭、首相は「山口県長門市においても準備に向けて大変盛り上がっている。翌日には東京に立ち寄って、経済関係について議論したい」と述べた。
プーチン氏は「二国間関係を前…