自民党の長坂康正衆院議員(愛知9区)の政治団体「長坂会」が昨年、衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)の住居費や駐車場代、計約140万円を支出していたことがわかった。長坂氏は取材に対し「出張経費という感覚だった。誤解を招くので収支報告書を修正し、長坂会からの支出もやめる」と語った。
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愛知県選挙管理委員会が28日付で公表した政治資金収支報告書によると、長坂会は昨年1~12月、「議員宿舎使用料」として毎月約10万2千円、昨年6~12月には「議員宿舎駐車場使用料」として毎月約2万4千~2万7千円を衆院事務局管理課に支払っていた。
長坂氏は経緯について「衆院事務局に引き落とされた使用料の明細を長坂会側に示して同額を補塡(ほてん)してもらっていた。税理士から立て替え払いで良いだろうと言われた」と説明した。