園内に展示されているニシローランドゴリラなどの食事内容の例=名古屋市千種区
自分たちの食費、稼ぎます――。東山動植物園(名古屋市千種区)の「イケメンゴリラ」として知られるシャバーニが市販のコーヒーのパッケージに登場した。売り上げの一部は動物園のエサ代になるという。
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協力しているのは、松屋コーヒー本店。ゴリラの生息地・アフリカ産の豆を使った「シルバーバックコーヒー」のパッケージに、シャバーニの似顔絵が、「ボス専用」の文字と一緒に描かれている。11月から販売を始め、1袋(税別160円)につき5円が東山動植物園に寄付される。エサ代が多くを占めるニシローランドゴリラの飼育代にあてられる予定だ。
名古屋・大須の松屋コーヒー本店では、「イケメンゴリラだ」と商品を手に取る客らもいる。同市昭和区の会社員高林麻衣子さん(35)は、友人への贈り物に5袋購入した。「手軽に(動物たちへの)応援ができて良いと思います」
東山動植物園によると、昨年度のエサ代は約1億5千万円で、このうちシャバーニら計5頭のニシローランドゴリラのエサ代は約760万円。1日に5頭で計約60キロ(約2万1千円)分の野菜を食べる。
今年は野菜の価格が高いが、広…