北京市の新型コロナウイルス感染予防・抑制に関する第178回記者会見が22日午後に開かれた。北京市経済・情報化局の潘鋒副局長によると、一部の高齢者や児童が携帯電話を持っておらず、健康コードが表示できないことにより施設や飲食店などに入れない問題を解消するため、北京の健康状態確認アプリ「北京健康宝」は、既存の「他者代理手続き」機能をベースに、21日未明に「老幼健康コード問い合わせサポート」機能をリリースした。高齢者と児童の移動を便利にする技術サポートを提供する。北京青年報が伝えた。
この機能は、プライバシーを守った上で、携帯電話を持っていない、あるいは携帯電話の使い方が分からないといった状況にある高齢者と児童が日常的な移動でぶつかる問題に的を絞り解消するもの。サポートをする人が代理で同機能に16歳以下の児童及び60歳以上の高齢者の身分証ナンバーを入力すると、高齢者と児童の健康状態の照会ができる。高齢者や児童が健康宝の登録をしていなければ、他者代理手続き機能により事前に登録を済ませておけば、サポートをする人が代理で操作をすることで健康状況が照会できる。説明によると、照会結果ページでの氏名は伏字になった状態で表示され、かつ表示内容は10秒後に自動的に消滅する。代理で問い合わせを行った人の携帯電話には情報やデータが残らず、個人情報が流出することはない。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月23日