福岡市地下鉄七隈線の工事現場を視察する辻田博・福岡労働局長(右端)=7日午前10時33分、福岡市博多区、日吉健吾撮影
福岡市のJR博多駅前で11月にあった大規模な陥没事故に絡み、現場近くのトンネル掘削作業現場を福岡労働局の辻田博局長が7日、訪れた。年末の労災事故を防ぐためのパトロールで、建設業者から安全対策などの説明を受けた。
特集:博多駅前陥没
訪れたのは陥没事故現場と同じ市地下鉄七隈線の延伸工事の現場。業者は建物の沈下を常に計測し、変形や亀裂を目視でも確認していることなどを説明した。辻田局長は「土砂の崩壊や酸欠、重機による災害を防ぎ、緊急避難対策にも引き続き取り組んでほしい」と話した。(伊藤繭莉)