盗んだトラックを解体していたとされる現場=道警提供
クレーン付きトラック約90台を盗んだなどとして、札幌厚別署は、苫小牧市明野新町3丁目、会社役員安田結城容疑者(37)ら男4人を窃盗と窃盗未遂の疑いで逮捕・送検したと20日発表した。盗んだトラックをむかわ町内のヤードで解体し、エンジンやクレーンなどの部品を30万~50万円で転売していたという。
ほかに逮捕・送検されたのは会社員安田和輝(27)=同市明野新町1丁目=、会社役員田中純一(36)=同市船見町2丁目=、会社員結城良太(27)=同市日吉町3丁目=の3容疑者。4人とも窃盗罪で起訴されている。
署によると、4人は2011年6月~今年8月末、苫小牧市や日高町、札幌市などでクレーン付きトラック86台(計1億7800万円相当)とタイヤ326本(計940万円相当)を盗み、トラック5台を盗もうとした疑いがある。4人とも「生活費にするため、解体して転売した」などと供述しているという。
4人は2人以上で車で巡回。無施錠でキーがついているトラックを見つけると、運転して盗んだという。4人は柵などがないヤードに無断で入って解体していたといい、署は、必要な機材は自分たちで持ち込んでいたとみている。