ザ・ローリング・ストーンズ展「エキシビショニズム」から=ユニバーサル ミュージック提供
ローリング・ストーンズ、デビッド・ボウイ、キッス、ピンク・フロイド……。このところ、世界的なロックミュージシャンに光を当てた展示会が相次いでいる。華美なステージ衣装だけではない。自筆の歌詞や楽譜なども陳列され、楽曲制作の過程をたどろうと試みる内容も目立つ。圧倒的な人気を背景に、世界各地で開催されているのも特徴だ。
ロンドンのぼろアパートから、世界のスタジアムを股にかけたツアーまで。米ニューヨークで開催中(来年3月12日まで)の展示「エキシビショニズム」は、半世紀以上にわたるローリング・ストーンズのキャリアを時代とテーマに分けて描く。「露出症」「自己顕示」といった意味のタイトルは「エキシビション(展示会)」にひっかけながらも、ロックの危なさを体現してきたバンドの性格をも物語る。
■初期の住居再現
結成当時、メンバーたちが共同…