屋内化されたメインスタンド1階=立川競輪場
開設65周年を迎えた立川競輪場(東京都立川市曙町3丁目)が改修工事(1期)を終え、リニューアルオープンした。「KEIRINグランプリ」の発祥の地とされる立川で、3年ぶりとなるグランプリシリーズが28日に始まった。
工事費は約24億円。メインスタンド1階を完全屋内化し、冷暖房を完備したほか、2階に「プレミアムルーム」として個室12席、8人のグループ席2室を新設。地域の人の憩いの場になればと無料観戦エリア(一部レースは有料)として「市民の丘」を新たに整備した。
市は11月、グランプリ記念に、前夜祭招待券とジャンパー、ニットキャップが返礼品として贈られる「ふるさと納税」を先着10人でサイトにアップしたところ、4分ほどで予定数を超えたという。
1月4~7日には開設65周年記念競輪も開催され、今回のグランプリシリーズと合わせ、売り上げの一部が熊本地震被災地の支援に充てられる。(宮坂麻子)