田中東子・大妻女子大准教授 環境や体に配慮したオーガニック商品を買う女性が増えている。地球に優しい消費が心の健康にもつながるという編集者で文筆家の服部みれいさん(46)も人気だ。なぜなのか。ジェンダー論、メディア文化論を専門とする田中東子・大妻大准教授に聞いた。 ――オーガニック商品を使う人が増え、地球に優しい生き方を提案・実践する服部みれいさんが支持を集める。どう読み解くか。 1980年代から経済至上主義が強まり、ネオリベラリズムやグローバリズムが広がった。女性も男性と同様、海外との激しい競争を強いられる企業の中で、労働者として生きていかないといけない時代が長く続いた。すべてが経済中心に決められ、自由時間にも仕事のことを考え続けなくてはいけない社会で、自分たちもそのサイクルに入るよう自己統治しなければいけない時代が続いてきた。それに対する反動といえる。 ここ何十年かの日本社会は公共の場で自由に振る舞うことができず、空間を統治することが許されなくなっている。みんなで空気を読んで外に迷惑をかけないように生きないといけない。そんな中、自分で統治できる場所として残されたのが身体。自分の体だけが唯一、自由のきく空間と捉えられているのではないか。エコも美容もファッションもそこへ向かっている。食べ物、美容、健康は、自分で自由のきく最後の砦(とりで)で、自分の体しか自由が残されていない。ただ、これは善しあしで、もっと公共空間に出ていって、いろいろな主張をし、自由に振る舞える社会にできるならば、もっとそちらに関心が向かっていくだろう。 ――現代社会への異議申し立てだと? 「グリーン・キャピタリズム」… |
オーガニック、なぜ女性に人気 社会に疲れ「最後の砦」
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
IOC、「中国五輪委が東京五輪に参加する選手らにワクチン提供」
アルゴリズムが羊の養殖をバックアップ 農業デジタル化がトレンドに
14大学がブロックチェーン専攻増設 人材75万人以上不足
人気ドラマ「郷村愛情」のブラインドボックスが大ヒット
「メーデー」休暇は5連休に 今年の他の祝祭日も併せてチェック!
北京市の小中高校の新学期スタート スマホ保管ボックスが教室に登場
エクアドルが中国製新型コロナワクチンを購入へ
博士が4割以上!深セン中学のハイスペック教師陣が話題に
北京冬季五輪の張家口会場にクイックPCR検査場4ヶ所設置
マスクがニューノーマルになり口紅の売上が半減 アイメイク商品は絶好調
ロシア勢は「ROC」の旗で東京五輪と北京冬季五輪に参加へ
中国シノバック社製のワクチンが香港地区に到着
豪州の政治屋が「対中不安症」に陥る理由
中国初の唐の文化をテーマにした郵便局がオープン 陝西省西安市
海南省のパンダ兄弟が「餃子」に舌鼓 ブラインドボックスのプレゼントも!
中国で2件目となる新型コロナワクチンが条件付きで販売へ
北京冬季五輪グッズ旗艦店が北京市王府井大街にオープン
北京冬季五輪の出場枠17%確定 11競技の選考会も再開
ウイルスにレッテルを貼り、パンデミックを政治利用する誤ったやり方に断固反対
習近平主席がバッハIOC会長と電話会談
ある米国人記者が目撃した「中国の奇跡」が1冊の本に
広州タワーの三大アトラクションがフルオープンへ 広東省
「ダボス・アジェンダ」、パンデミック下の国際協力に良策
モフモフの「クマの手」でコーヒーを渡すカフェが新店舗をオープン 上海
ここ1年で6回隔離された河北省石家荘の女性 「パニックにならないで」











