会見中、厳しい表情を見せる飯塚市の斉藤守史市長(左)と田中秀哲副市長=11日午後3時7分、福岡県飯塚市、金子淳撮影
賭けマージャンが発覚した福岡県飯塚市の斉藤守史(もりちか)市長(68)と田中秀哲(ひであき)副市長(69)は11日、問題の責任を取って今月末で辞職する、と発表した。賭けマージャンを容認するような発言で批判を浴び、市にはこの日までに約1千件の抗議が寄せられた。斉藤市長は「これ以上市政を停滞させるわけにはいかない」と理由を説明した。50日以内に市長選が行われる。
強気から一転、飯塚市長辞職 発言撤回後も批判止まらず
斉藤市長は臨時の記者会見で、「市長にとどまることで飯塚市の負のイメージが増すことになれば、市民と協働で築き上げてきたものが水泡に帰す」と述べた。辞職は10日に決意したという。市民の抗議については「十二分に受け止めて今回の判断になった」と語った。
2人は昨年末の記者会見で土日や平日夜に賭けマージャンをしていたと認め、平日昼にも市長が過去1回、副市長が1年ほど前まで多い時で月2回していたと説明した。斉藤市長は「賭けなかったらマージャンをする人がどれくらいになるだろうか」と釈明し、厳しい批判を浴びた。
その後、発言を撤回して謝罪。…