王毅国務委員兼外交部長(外相)は現地時間11日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相と同国の首都・ネピドーで会談した。新華社が伝えた。
王部長は中国首脳からの親しみを込めた挨拶の言葉を伝えたうえで、「中国側は引き続きミャンマー側の新型コロナとの闘いを支持し、感染対策物資とワクチンを支援していきたい。また、今後のワクチン協力についてもミャンマー側との協議を望んでいる。ミャンマーは必ずや新型コロナに最終的に打ち勝ち、中国とミャンマーの情誼も共同対策を取る中で一層深まるものと信じる。中国ミャンマー経済回廊は『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設のフラッグシップ・プロジェクトであり、両国の運命共同体構築の具体的実践でもある。中国側はミャンマー側と両国間の経済貿易協力発展五カ年計画に署名し、これを実行し、回廊の西部・北部・東部の建設を加速し、チャウピュー深海港、国境経済協力区、ヤンゴン新都市開発プロジェクトの早期実行を推進し、ミャンマーの発展と振興に助力し、ミャンマーの人々に恩恵が及ぶようにしていきたい。ミャンマー側と中国発展のチャンスを共有し、調整と協力を強化し、相互利益とウィンウィンを実現することを望む」と表明した。
また王部長は、「ミャンマー側は今年、中国・ASEAN関係調整国及び瀾滄江―メコン川協力共同議長国を務める。中国側はミャンマー側と共に、新型コロナ対策が常態化した中での瀾滄江―メコン川協力の新たなアプローチについて計画を立て、中国とASEANの対話関係構築30周年を契機に、中国・ASEAN関係を新たな段階へと押し上げることを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月12日