宮田亮平・文化庁長官(右から2人目)から世界遺産認定書を受け取る馬渕明子・国立西洋美術館長(左)=東京・霞が関の文化庁
昨年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録された国立西洋美術館本館(東京都台東区)の認定書伝達式が27日、東京・霞が関の文化庁であった。認定書の複製が宮田亮平・文化庁長官から美術館の馬渕明子館長らに手渡された。認定書の原本は文化庁で保管される。
美術館は、7カ国の17作品で構成する「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」として登録された。国内からは20件目(文化遺産16件、自然遺産4件)の世界遺産登録となった。
認定書は、馬渕館長のほか、服部征夫・台東区長や中井敬三・東京都教育長に渡された。宮田長官から、美術館を世界に広めることや美術館のある東京・上野の活性化への期待を伝えられると、馬渕館長らは「責任を感じております」「頑張ります」と答えていた。(藤井裕介)