楊永福さんが制作工程を披露した「大刀金絲麺」(撮影・張浪)。
四川省成都市錦江区橡樹林路のある麺レストランの入り口では、同省の無形文化遺産である「大刀金絲麺」の制作技術第三代伝承人である楊永福さんが、通行人の前でその技術を披露し、注目を集めていた。楊永福さんが作る「大刀金絲麺」はその制作工程が複雑なだけでなく、出来上がる量も極めて少ないため、これまでは高級中国料理でしか目にすることができなかった。「大刀金絲麺」は何度もこねたり、伸ばしたりする作業を繰り返す必要がある。こうした工程を経て作られた生地はまるで蝉の羽のように薄く、その薄い生地を麺切り包丁で糸のように細く切っていく。生地をこねる際には水を一滴も使用せず、アヒルのタマゴの卵黄を使用して生地をこねる。一回に作れるのは500グラムほどの麺で、しかも作り上げるのに2時間近くを必要とするという。中国新聞網が伝えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年3月4日
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