インタビューに答える加山雄三=東京都港区、家老芳美撮影
加山雄三が4月で80歳を迎える。音楽活動やテレビ出演、絵画制作など、今も現役バリバリで大忙しの毎日。BS朝日の番組「歌っていいだろう」(毎週木曜夜11時)では、毎回ゲストのミュージシャンと音楽談議に花を咲かせる。永遠の「若大将」に、若く、楽しく生きる秘訣(ひけつ)を聞いた。
「毎日新しいスタート」 音楽番組に出演の加山雄三さん
「80歳まで現役でいられるのはめでたいこと。自分でやろうという気があれば、人間は思い通りにいく。好きなことだったら『これをやりたい』と追求する。それが大事だね」
2013年のロックフェスをきっかけに、13人組のバンド「ザ・キング・オールスターズ」を結成。14年のフジロックフェスティバルにも出演するなど、若大将ぶりは健在だ。近年では、動画投稿サイトでギターを弾く加山の姿を「再発見」した若い世代からも支持されているという。
バンドでは最年長。一番若いメンバーとは48歳の年齢差があるが、世代のギャップを感じることはないそうだ。「幾つになっても人にものを言ってもらえるって大事。相手が構えたら自分も知識が得られないし、変化も発展もない」。音楽や大好きなゲームの話題では、20代の若者とでもすぐに打ち解けられるという。
20歳だった1957年、6人…