「つまらない」と石投げられた 旭山動物園長の発想は——贯通日本资讯频道
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「つまらない」と石投げられた 旭山動物園長の発想は

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ペンギンの散歩について歩く坂東元園長=1月29日、北海道旭川市の旭山動物園、渕沢貴子撮影


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今年7月1日に開園50周年を迎える北海道旭川市の旭山動物園の坂東元(げん)園長(55)に、どんな未来像を描いているのかを聞いた。


旭山動物園が開園50年 ブーム一服、新たな道探る


特集:どうぶつ新聞


――「行動展示」は、前園長の小菅正夫さんが名付けました。苦しい時代に獣医師の小菅さんと坂東さん、ベテラン飼育員2人が語り合った理想の動物園の姿が原点にあります。当時はどんなことを考えていたのですか。


「僕が獣医師として旭山に就職したのは1986年。入園者が減り続けて餌代も満足に確保できず、廃園がささやかれていた時期だった。だが、物も金もないけど何かやろうという雰囲気だった。客を増やそうと思ったわけではない。来てくれる市民に楽しんでもらおう、市民に応援してもらえる動物園になろうという気持ちだった」


「僕らが知る動物たちは生き生きとしていて本当に素晴らしいのに、『動かなくてつまらない』と客が投げた石がごろごろしている状態だった。本当の姿を見せられれば、僕らと同じ感動を味わってもらえるはず。だから、野生本来の動きをどう引き出すかを考えた」


――芸やショーで客を呼ぼうとは考えなかったのですね。


「その発想は全くなかった。野生動物はペットでも家畜でもないというのは、譲れない一線だ」


――斬新な施設をどうやって考え出したのですか。


「『あざらし館』は、水族館で…



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