政府は7日、天皇陛下の退位をめぐる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長=今井敬・経団連名誉会長)について、13日に予定していた次回会合を延期すると発表した。衆参両院の正副議長による意見聴取を受けて、各党の党内議論が進んでいることに配慮した。
大島理森衆院議長は、3月中旬をめどに国会としての意見を取りまとめる方針を示している。このため、有識者会議の次回会合は、各党の議論が集約される3月中に開催する方向だ。
有識者会議は先月23日、今の天皇陛下に限って退位を認める特例法の整備を政府に促す論点整理を公表。次回会合から、退位後の呼称や活動のあり方などを議論する予定だった。