男子フリーで演技する羽生結弦=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートの四大陸選手権最終日は19日、韓国の江陵アイスアリーナで男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(ANA)は206・67点、合計303・71点で総合2位だった。後半の4回転サルコーが回転不足になるミスはあったが、それ以外はほぼ完璧にまとめた。フリーでは今季最高を更新したものの、逆転優勝はならなかった。
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羽生結弦vs.チェンの得点を分析 勝敗を分けたのは…
SP2位の宇野昌磨(中京大)は187・77点、合計288・05点で総合3位だった。冒頭の4回転ループは着氷したが、後半のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプで転倒するなどミスが出た。
SP首位で17歳のネーサン・チェン(米)が204・34点、合計307・46点で首位を守り、優勝した。
SP11位の田中刑事(倉敷芸術科学大)は合計220・18点で13位だった。
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▽男子最終成績 ①ネーサン・チェン(米)307・46点(SP〈1〉103・12点、フリー〈2〉204・34点)②羽生結弦(ANA)303・71(〈3〉97・04、〈1〉206・67)③宇野昌磨(中京大)288・05(〈2〉100・28、〈3〉187・77)⑬田中刑事(倉敷芸術科学大)220・18(〈11〉77・55、〈13〉142・63)
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〈男子13位の田中刑事〉「攻めの気持ちでやろうと思った4回転がうまく跳べなかった。動きと気持ちが合っていなかった」