男子フリーの直前練習で調整する羽生結弦。客席にはすでに大勢のファンが詰めかけた=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートの四大陸選手権最終日は19日、韓国の江陵アイスアリーナでフリーがある。午前7時から男子の公式練習があり、ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(ANA)は精力的にジャンプを跳んで確認していた。転倒する場面もあったが、4回転ループを複数回成功。曲をかけて演技を通した際はループを跳ばなかったが、後半の4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを決めた。この後半の連続ジャンプは、今季、1度も決められていない課題の一つとなっている。
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SP2位の宇野昌磨(中京大)は4回転フリップ、4回転トーループを着氷。ジャンプ技術向上のために取り組んでいるトリプルアクセル(3回転半)―4回転トーループも着氷した。SP首位のネーサン・チェンは曲をかけて演技を通した際はジャンプを跳ばずに調整した。それ以外の時間では、トーループやサルコーなど、それぞれの4回転ジャンプを成功していた。
SP103・12点のチェンを、宇野が2・84点差で、羽生が6・08点差で追う。