学校法人「森友学園」(籠池〈かごいけ〉泰典理事長)が運営する幼稚園と、籠池氏が代表の社会福祉法人が運営する保育園について、大阪府教育庁と大阪市がそれぞれ補助金の不正受給の疑いで調査している問題で、大阪市は9日、不正受給の可能性がある金額は5年間で約3100万円に上ると明らかにした。
森友の幼保、補助金など不正受給か 大阪府・市が調査
特集:森友学園問題
市保育企画課によると、籠池氏の妻が保育園で園長、幼稚園で副園長を務めている。市は保育園に、専従の園長を置く場合の補助金として、2011~16年度に約3100万円を支出。府教育庁私学課によると、幼稚園に対し、専従の副園長の配置への補助金として15~16年度に363万円を支出したという。府教育庁と市はそれぞれ勤務実態などを調べる。