生後9カ月の次女を殺害した容疑で逮捕された容疑者の自宅=13日午前9時28分、大阪市旭区今市1丁目、寺尾佳恵撮影
生後9カ月の次女を床に落として殺害したとして、大阪府警は13日、母親の無職奈須(なす)ひろみ容疑者(30)=大阪市旭区今市1丁目=を、殺人の疑いで逮捕したと明らかにした。奈須容疑者は、「殺したのは私です。娘を持ち上げて、高いところから落とした。育児のしんどさがストレスになっていた」と供述しているという。
捜査1課によると、奈須容疑者は1月9日午後6~8時ごろ、旭区の自宅マンションで次女の柚花(ゆずは)ちゃんをつかんで床に落とし、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などのけがを負わせ、殺害した疑いがある。柚花ちゃんは同日、奈須容疑者からの通報により意識不明の状態で病院に救急搬送され、6日後の同15日に外傷性脳腫脹(しゅちょう)で死亡した。
頭にけがを負っていたことから救急隊が府警に通報。奈須容疑者は当初、「(次女は)ベッドから落ちて頭を打った」と説明していたが、3月6日に夫(29)とともに府警に出頭。「140~150センチの高さから床に2、3回落とした」と説明したという。
奈須容疑者は夫と長女(3)、…