日産自動車は24日、インドネシア現地法人の社長に、傘下の三菱自動車の小糸栄偉知(えいいち)・グローバルアフターセールス本部GAS事業企画部長を迎え入れると発表した。東南アジア市場に強みがある三菱自の人材を登用してテコ入れを図る。4月1日付。
小糸氏は1994年に入社した三菱商事で自動車の販売を担当し、インドネシアにも駐在。2014年から三菱自動車に出向している。
日系メーカーが強い東南アジアの中でもインドネシアは新車販売の9割を日系が占めるが、日産は後れを取ってきた。新興国向け低価格車の「ダットサン」を投入するなどしてきたが苦戦している。一方、早くから進出した三菱自は現地での評価が定まり、16年の販売シェアも5位と日産を上回る。
燃費不正問題を機に日産傘下に…