米フロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の別荘で7日、中国の習近平国家主席(右)と散歩をするトランプ大統領=AFP時事
米国のトランプ大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席による初めての首脳会談は7日、米フロリダ州パームビーチで2日間の日程を終えた。両首脳をトップに外交や経済など幅広い問題を話し合う「米中包括対話」を新設することで一致。米政府側によると、米国の大幅な対中貿易赤字の削減に向け、「100日計画」を作って取り組むという。
両首脳はこの日、トランプ氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」で会談を再開。昼食会後、強い日差しが照りつけるなか、別荘内を散歩して一連の日程を終えた。トランプ氏は「我々は中国との関係で相当な進展をみた」と強調。習氏も「多くの重要な共通認識に達し、仕事ができる好ましい関係を築いた」と応じた。
新たな二国間協議の枠組みは、トランプ氏と習氏をトップに、「外交と安全保障」「経済」「法の執行とサイバーセキュリティー」「社会と文化」の4分野でそれぞれ対話を設けるとした。オバマ政権下では外交と経済分野で閣僚級の「米中戦略・経済対話」があったが、新たな枠組みはこれを受け継ぎながら、拡大するものとみられる。
双方は今回の会談期間中、4分…