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文化財のびょうぶ絵、防虫処理で変色 完全修復は困難

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変色から修復後の「鎌倉三代記 三浦別れ」(東京文化財研究所提供)


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熊本市現代美術館の指定管理者、市美術文化振興財団は18日、誤って変色させた高知県指定文化財の屛風(びょうぶ)絵5点を修復し、作品を収蔵、管理する同県香南市の文化施設に返したと発表した。「現在施せる限りの処置をした」としているが、完全には修復できず、財団は「申し訳ない」としている。


屛風絵は幕末の土佐の絵師金蔵(きんぞう、通称・絵金〈えきん〉)が描いたもので、「鎌倉三代記 三浦別れ」など5点。夏祭りの夜に家などの軒先に飾られ、「香南の宝」として大切に保管されてきた。


財団によると、屛風絵は2010年7月、企画展のために借り、防虫処理の「燻蒸(くんじょう)」をした後に緑色の部分が黒く変色した。処理を委託した熊本の業者が、研究機関が美術品には使わないよう注意喚起しているリン化アルミニウムを含む薬剤を使用したといい、緑の顔料に含まれる銅が酸化したとみられる。学芸員は作業に立ち会わず、使ってはいけない薬剤の知識もなかった。


作品の所有者や管理する施設「絵金蔵(えきんぐら)」と対応を話し合い、薬剤の除去や修復を進めてきた。文化財の修理を手がける東京文化財研究所などが協力。昨年12月に修復を終えたが、変色した部分は完全には元に戻らなかった。修復などには約3千万円かかったという。


財団は17日、屛風絵を返却する一方、作品の保存や継承に役立ててもらおうと、屛風絵の所有者でつくる保存会に1千万円を寄付した。18日に記者会見した財団の岩崎千夏事務局次長は「地元の方は事故前と同じ見た目になることを望まれていた。その点は申し訳なく思う」などと話した。


絵金蔵も18日、高知県香南市で会見。住民らでつくる絵金蔵運営委員会長の浜田義隆さん(51)は「元に戻らなかったのは大変残念。でも、やっと地元に帰ってきたことはすごくよかったと思う」と話した。(柴田菜々子、佐藤達弥)



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