仏大統領選で親EU(欧州連合)の立場を取るマクロン氏が勝利を決めたことについて、EUのユンケル欧州委員長はツイッターに「フランスが、欧州という未来を選んでくれて幸せだ。ともに、より強く公平な欧州を」と投稿した。
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EUの盟主であるドイツのメルケル首相は、マクロン氏と電話で話し、「ともに働くことを楽しみにしている」と伝えたという。
またEU離脱交渉に臨む英国のメイ首相も7日、マクロン氏と電話で話し、「幅広い共通の課題に一緒に取り組むことを楽しみにしている」と伝えた。英国のEU離脱後も「安定して(経済的に)栄えるEUと強い関係を求めている」との考えを伝えたという。
一方、トランプ米大統領は7日、「大勝利おめでとう。ともに働くことを非常に楽しみにしている!」とツイッターにつづった。ホワイトハウスも「大統領選が成功裏に終わったことを祝福する。フランス政府との緊密な協力関係を継続していく」との声明を出した。トランプ氏は仏大統領選の期間中、自国第一主義を掲げるルペン氏への支持を公言。AP通信のインタビューでは、ルペン氏を「フランスで起きていることに対して、最も強い」と持ち上げていた。
またルペン氏の盟友であるオランダの右翼・自由党(PVV)のウィルダース党首は、3月の総選挙で第2党にとどまった自らと重ね合わせ、「よくやった。何百万人の愛国者があなたに投票した。次はあなたも私も勝つ」とツイッターでたたえた。