大勢の観客で盛り上がるBリーグ開幕戦
Bリーグは10日、今季のレギュラーシーズンの入場者数ランキングを発表した。B1の1試合平均入場者数は千葉の4503人がトップ。栃木の3356人、琉球の3322人と続いた。B1の全試合を合計した総入場者数は約150万人で、昨季の旧リーグの合計より50%増だった。
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各9千人以上を動員した昨年9月の東京・国立代々木競技場での開幕2連戦を除く、1試合最多入場者数を達成したのも千葉。本拠最終戦となった5月3日、千葉ポートアリーナでの秋田戦で7327人を記録した。入場者数トップ20試合のうち10試合を千葉が占めた。
ただし栃木と琉球はアリーナが小さく、毎試合ほぼ満員。いずれも数年以内に地元に新アリーナが建設される計画が進んでおり、大河正明チェアマンは会見で「アリーナが完成すれば、入場者数で千葉を抜く可能性を秘めている。千葉、栃木、琉球を筆頭にBリーグを引っ張っていってほしい」と話した。
B1は全18チームが昨季よりも平均入場者数を増やした。伸び率が最も大きかったのは、昨季まで実業団の東芝神奈川だった川崎。昨季の2・44倍の2449人だった。大河チェアマンは「昨季の平均約1千人のうち、有料入場者数はおそらく300人程度。今季のチケット収入は2倍どころではない伸びを示しているだろう」と明かした。
B2の平均入場者数トップは熊本の2109人で昨季より36%増。広島の1861人、青森の1730人と続いた。(伊木緑)