シュートを狙うA東京の竹内(右から2人目)=川崎市とどろきアリーナ、河野正樹撮影
Bリーグは19日、チャンピオンシップ準決勝(2戦先勝制)が始まり、川崎がA東京に84―76で先勝した。B1残留プレーオフは2回戦があり、富山が横浜を79―71で下して残留を決めた。横浜は28日に行われるB2の3位との入れ替え戦に回る。
■川崎の主将・篠山、チーム乗せる連続得点
A東京に試合の流れを持って行かれそうな場面で、川崎の主将で司令塔の篠山竜青が果敢なプレーをみせた。3点差に迫られた第3クオーター開始4分弱、身長178センチの篠山が自ら切り込んで得点した。続けて3点シュートも決め、連続5得点。そこから川崎は一気に15点差をつけた。篠山はチーム最多の23得点を挙げた。
以前は自らゴールを狙うタイプのガードではなかった。だが、1月の全日本総合選手権決勝で千葉に敗れてから奮起した。リーグ得点王のファジーカスや日本代表シューターの辻の不調が敗因だったからだ。今季後半は頻繁に2桁得点を挙げている。篠山は「僕のところから守備を崩して、チームでの攻撃につなげていければ」と話した。
○北監督(川) 篠山の活躍に「すごい。特に3点シュートが非常に高確率で決まった。非常にいい活躍をしている」。
●田中(東) 3点シュート3本成功を含む14得点を挙げたが、「全然良い数字ではない。自分たちのミスからやられてしまった」。