首位打者を獲得した早大の加藤
東京六大学春季リーグ戦第8週3回戦の早慶戦が29日、東京・神宮球場であり、慶大が逃げ切り、2位で終えた。二回2死満塁で瀬尾(4年、早稲田佐賀)の2点適時打で先制し、中盤にも加点。早大は六回に佐藤晋(4年、瀬戸内)の3試合連続本塁打などで追い上げたが及ばなかった。
全日程が終了し、早大の加藤(2年、早稲田実)が打率3割7分5厘で初の首位打者。最優秀防御率は1・39で法大の菅野(3年、小高工)が獲得した。
◇
■早大・加藤、悔しさ残る早慶戦
首位打者を獲得した早大の加藤にとって、悔しさの残る早慶戦だった。けがで昨季は棒に振ったが、今季は全12試合で4番に座り、4本塁打13打点。だが早慶戦3試合は打点がなく「終わりが良くなかった」とぽつり。「自分が4番の間に優勝したい。打てないコースを減らしていく」と次を見据えた。
▼ベストナイン 投手 田中誠也(立)16票(初)▽捕手 郡司裕也(慶)満票(初)▽一塁手 清水翔太(慶)15票(初)▽二塁手 倉田直幸(慶)19票(初)▽三塁手 笠松悠哉(立)満票(初)▽遊撃手 相馬優人(法)13票(初)▽外野手 加藤雅樹(早)満票(初)、岩見雅紀(慶)18票(初)、山根佑太(立)11票(初)(満票は20票、全員初選出になるのは第1回をのぞき、史上3度目)