イ・ボミ(左)と記念写真に納まる宮里藍
現役引退表明後初の試合となる女子ゴルフのサントリーレディス(8日開幕、兵庫・六甲国際GC)に出場する宮里藍が6日、記者会見し、「シンプルに勝ちたい」と意欲を見せた。米ツアーをともに戦った上田桃子と同じ組で回ることも決まり、「個人的に一緒に回りたかった」と喜んだ。
5月に国内ツアーで3年ぶりの優勝を飾った上田と国内戦で同組になるのは7年ぶりだ。「しばらく一緒にしていなかった。(上田は)壁を乗り越え、ゴルファーとして厚みが増した。このタイミングでできるのは、すごくうれしい」
この日の練習ラウンドでは申ジエ、イ・ボミ(ともに韓)や原江里菜、有村智恵らと談笑した。「ジエには『お疲れ様』と言われた。ボミには『びっくりした。しばらくお互い頑張りましょう』と。後輩2人(原、有村)とはここで話す必要のないくらい、くだらない話」と笑った。
5月29日に引退会見し、「自分の意見を伝えられてホッとした。これで試合に集中ができる」とも明かした。今回の試合について、「グリーンが難しい。勝つためにはパッティングが重要。どこまでラインが読めるか」とした。
米ツアーを主戦場にしているため、サントリーレディスが国内最終戦になる可能性もある。それもあってか、前売り券の売れ行きは好調だ。主催のサントリーによると、平日券(8、9日分)は去年の2倍以上となる2300枚、通し券(8~11日分)も180セットが売れ、5日で販売を終了した。主催者招待券などを除けば、土日券(10、11日分)と当日券を残すのみだ。
警備員も予定の20%増の100人、最寄り駅からのギャラリーバスも25%増の160台を用意し、トイレも20%増の100台を準備するという。
日本ツアーでの今後については、宮里は「米国で戦ってみて、9月までには決めたい」としている。