ソフトバンク時代のペーニャ
5日時点で12球団最低のチーム打率2割9厘、27本塁打に沈むロッテが、待望の大砲を獲得した。ウィリー・モー・ペーニャ(35)と契約合意に達したと、球団は6日に発表。13日以降に合流する見込みだ。
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日本でもおなじみの右の強打者だ。2012年に来日し、ソフトバンク(2季)、オリックス、楽天で計4季プレー。通算打率2割6分4厘、71本塁打を放った。191センチ、118キロと大柄だが、伊東監督は「体の割に変化球をさばくのもうまく、当たればとんでもなく飛んでいく」と印象を語った。
2年前に楽天を退団した後は無所属で、今春は米インディアンスのキャンプに参加した。ロッテの松本編成部長が5月に渡米し、各地で候補選手にテストを課した中で、日本時代と変わらない強打を披露したという。
昨季までの主砲・デスパイネがソフトバンクに移籍し、新しく加わったパラデスとダフィーは低調なまま。5月半ばにキューバから俊足巧打のサントスを獲得した際、伊東監督は「今絶対欲しい選手ではない」と漏らした。あくまで長距離砲が欲しかった。ペーニャは条件に合致する。「映像を見たが体も絞れている。戦力になってくれると思う」
背番号はデスパイネがつけていた「54」に決定。球団は「他に空いている2桁番号もあまりなかったので」と説明した。指名打者で、固定できていないクリーンアップを任せるつもりだ。(伊藤雅哉)