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広島薮田が11K、因縁の地・三次で奪三振ショー

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広島・薮田


(13日、広島1―0オリックス)


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広島県北部の三次市での一戦は、広島・薮田の奪三振ショーだった。


相手はオリックスのエース金子。五回の打席では送りバントを失敗した。「本当にすごい投手。バントもさせてもらえなかった」。そう見上げる好投手と互角に渡り合う。直球は150キロを超え、鋭いツーシームも面白いように決まった。自己最長の8回を投げ被安打3、奪三振は自己最多の11を数えた。


三次には苦い思い出があった。新人だった2年前にも先発し、プロ2試合目の登板で四回途中、4失点し初黒星を喫した。「とにかくこの1週間、早くこの日が来て欲しいと思っていました」と24歳。交流戦から先発にまわり、3戦3勝。広島にまた一人、勢いのある本格派が台頭してきた。


○緒方監督(広) 薮田について、「金子を相手によく8回を無失点で抑えてくれた。成長していて、頼もしく感じる」。


○薮田(広) 自己最多の11奪三振。交流戦から先発にまわり3戦3勝の右腕は、「次は完封を目指したい」。


○田中(広) 八回1死二塁で決勝の適時二塁打。「薮田が頑張っていた。なんとしても決めるつもりだった」



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