東証一部上場の機械メーカー「不二越(ふじこし)」(富山市)の本間博夫会長(71)が同市内で5日に開いた2017年5月中間決算の記者会見で、「富山で生まれ育った人は極力採らない」という趣旨の発言をしていたことが、同社への取材でわかった。富山労働局はそうした考え方は採用の公正さの観点から「不適切」としている。 特集:働き方・就活 同社によると、会見では富山と東京の2本社体制を改め、「企業・人材・情報が集積する東京に一本化」すると発表。「ロボット事業を中心に優れた人材を獲得したい。今は富山県出身者が多いので日本全国、世界から集めてグローバル化を進めたい」と説明したという。その際、本間氏が「富山で生まれて地方の大学に行った人も極力採らない。(同県出身者は)閉鎖された考え方が強い」などと述べたという。 約3400人いる同社従業員のうち同県出身者は約8割。この5年間の新卒採用者のうち約6割を占める。発言は人材の多様化を目指すことを表明する狙いだったという。同社経営企画部は取材に対し、「文脈の中で発言したもの」とし、「(出身地などで)分け隔てなく、人物本位で採用する方針は、今後も変わらない」と同社ホームページでも説明している。 発言内容について、富山労働局の朴木浩(ほうのきひろし)・地方職業安定監察官は「公正な採用選考の観点から不適切で、職業選択の自由を損なう恐れがある」と指摘している。また、高校生の就職指導に力を入れる同県教委の本江(ほんごう)孝一・県立学校課長は「発言の真意が分からないが、生徒たちの就職への意欲に影響がないか心配。今後も生徒の希望がかなうよう公正に選考して欲しい」と話した。 本間氏は東京都出身、青山学院大卒。70年に入社し、09年に社長に就任。17年2月から会長。 |
メーカー会長「富山育ち極力採らぬ」 労働局「不適切」
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