巨人から金銭トレードで楽天に移籍したクルーズ(右)と楽天の安部井チーム統括本部長=Koboパーク宮城
プロ野球の楽天は26日、巨人からルイス・クルーズ内野手(33)を金銭トレードで獲得したと発表した。背番号は「67」。この日、支配下選手登録と出場選手登録され、午後6時からのソフトバンク14回戦(Koboパーク宮城)で「6番・遊撃」で先発起用された。
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けが人が相次ぎ二遊間を強化したい楽天と、出場機会を求めるクルーズ側の意向が合致した。
主に二塁と遊撃を守るクルーズは、大リーグ・ドジャースなどを経て2014年からロッテでプレー。15年オフに自由契約となり巨人に移った。昨季は81試合で11本塁打を記録したが、今季は9試合の出場にとどまっていた。入団会見で、クルーズは「チャンスをもらえてうれしい。首位のチームだし、優勝のために、できることは全てやりたい」と意気込みを語った。
楽天は遊撃手の茂木が6月半ばに右ひじのけがで離脱し、二塁手の藤田も腰の不調で再調整中だ。さらに23日のオリックス戦で、強打の2番として定着した外野手のペゲーロも負傷し8月中の復帰は厳しい見込みだ。安倍井寛チーム統括本部長は「過密日程もあり、センターラインの選手層を強化したかった守備に加え、パンチ力にも期待している」と説明した。