民進党の辻元清美さん=1日、大阪府高槻市、高橋一徳撮影
民進党の前衆院議員で、希望の党には参加せずに無所属での立候補を明らかにした辻元清美氏(57)が1日、朝日新聞のインタビューに答えた。
特集:2017衆院選
――希望の党は大阪で公認候補を立てないことを決めた。大阪府内の民進の立候補予定者13人は、希望の党の公認を得られないことになる
私は最初から希望の党に自分は行かないだろうと思っていたので、今までと同じように辻元清美は辻元清美で、1人でもいかなあかんなと思っている。
――新党をつくる考えは
無所属ではかなり制限がある。政党カーが出せず、比例復活もない。若手も含めて、受け皿があれば選挙が戦いやすくなる。今日の街頭演説などを通じて、リベラル新党のようなものをつくってほしいという声、期待が予想以上にあると再認識した。一緒に戦うみんなが連帯感を持って戦えるような受け皿があればいい。
――民進党を存続させるよう求める声があるが
それが一番自然な道だと思うので、声を上げられればいい。私もそうする。(民進党代表の)前原(誠司)さんは「オール・フォー・オール」と言ってきたわけだから、そうした声を受け止めた方がいい。
――希望の党の小池百合子代表が日本維新の会の松井一郎代表と候補者のすみ分けを発表し、大阪では希望の党の候補者を立てないことになった
前原さんに対して、「話ちゃうやろ、そんなことも聞いてなかったんかい、聞いていなかったらそれはそれで問題だし、聞いていて知らん顔していたんなら、もっと大問題やで」と言わなあかんと思う。一方、小池さんも(松井氏らと共同会見をして)損したと思う。衆院選に出ないよう松井氏から釘を刺され、政治的にもプラスになることがあったのか疑問だ。