早稲田実高の清宮幸太郎
プロ野球のドラフト(新人選択)会議が26日午後5時から、東京都内のホテルで開かれる。高校通算最多とされる111本塁打を放った清宮(東京・早稲田実高)に何球団の指名が集まるか。重複を避けて他の選手の単独指名を狙うのか。各球団の戦略にも注目だ。
1位指名を早期に公言したのは阪神。25日には改めて金本監督が「魅力は数字そのもの。体も強そうだし、打撃も柔らかそう」と語った。早稲田実の先輩のソフトバンク・王会長も指名を明言した。若手の台頭が望まれる巨人、ヤクルト、その年のナンバーワンの選手を指名してきた日本ハムなど、5球団以上が競合する可能性が高い。清宮は学校を通じ、「人生で、最初で最後の日なので明日という日を心待ちにしています」とコメントした。
1位で最多8球団が競合したのは1989年の野茂、90年の小池。野手は95年の福留の7球団がトップで、高校生としても福留が最多だ。
今夏の甲子園で大会新の6本塁打を放った中村(広陵高)は、地元の広島が1位指名を明言。即戦力左腕の田嶋(JR東日本)も西武とオリックスが指名を明らかにした。本格派右腕の鈴木(ヤマハ)は単独指名も十分にある。東(立命大)、石川(栃木・青藍泰斗高)、安田(大阪・履正社高)らも1位候補だ。
12球団の1位指名予想
球団 選手名
ソフトバンク 清宮
西武 田嶋
楽天 清宮
オリックス 田嶋
日本ハム 清宮
ロッテ 清宮
広島 中村
阪神 清宮
DeNA 清宮
巨人 清宮
中日 中村
ヤクルト 清宮