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日馬富士問題、協会の調査手詰まり 長期化の可能性も

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-11-26 9:35:32  点击:  切换到繁體中文

 

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貴乃花親方はこの日も無言で会場を後にした


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大相撲の横綱日馬富士(33)が鳥取市内で幕内貴ノ岩(27)を殴った問題で、日本相撲協会の調査が行き詰まっている。危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)で関係者の聞き取りを行っているが、当事者の貴ノ岩の聴取ができないためだ。九州場所後の横綱審議委員会には途中経過しか報告できない見込みで、委員会の判断が出るかも微妙。長期化の可能性も出てきた。


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貴ノ岩の聞き取りができない理由は、師匠の貴乃花親方(元横綱)が協会の求めに応じないためだ。「警察に任せます」とし、貴ノ岩が被害届を出している鳥取県警にすべてをゆだねる姿勢を崩していない。


24日も、九州場所が開かれている福岡国際センターの役員室で八角理事長(元横綱北勝海)らと2度、今回の問題で話し合ったが、いずれも2、3分で退席。進展は見られなかった。


危機管理委員会は日馬富士からは19日に話を聴き、「ビール瓶での殴打は無かった」「素手やカラオケのリモコンで殴った」などの供述を得た。酒席に同席した横綱鶴竜、関脇照ノ富士からもその後に聞き取りを行い、大きな食い違いはなかったという。


しかし、殴られた側の貴ノ岩からは一切の証言が得られていない。九州場所は残り2日間。強制力のない協会の調査では、場所中に問題の全容を把握するのは厳しくなった。


千秋楽の翌日開かれる横綱審議委員会。内規には大関の横綱昇進の推薦とともに、現役横綱の成績不振、体面を汚す行為などがあった場合には、「激励」「注意」「引退勧告」ができるとある。しかし、それには「よく調査して」のただし書きがつく。刑事処分もまだ先だ。今のままでは、判断の基になる材料が集まったとは言い難い。


横審を受けた理事会が30日に予定されているが、関係者の処分にはまだ時間がかかりそうだ。




 

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