河野太郎外相は12月1、2両日、沖縄県を訪問する方向で調整している。河野氏が沖縄入りするのは、8月の外相就任後初めて。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題などをめぐり、翁長雄志(おながたけし)知事らと会談する予定。
一方、外務省は沖縄県内の米軍施設内にある米軍人らの子どもが通学する学校に、県内の日本人が入れるよう枠を確保してもらうための検討を始めた。県内の人材育成を図り、就業支援などにつなげる狙いがあるとみられる。
前任の岸田文雄外相は今年2月に沖縄を訪問し、翁長氏と会談。翁長氏は普天間飛行場の県外移設を求める要望書を提出した。岸田氏はまた、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官とも会談している。