笹子トンネル事故「命の輝き伝えたい」 遺族が写真本——贯通日本资讯频道
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笹子トンネル事故「命の輝き伝えたい」 遺族が写真本

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上田達さんの写真パネルを前に、本に込めた思いを語る敦子さん(左)と聡さん=横浜市


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9人が亡くなった中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故から間もなく5年。事故で亡くなった上田達(わたる)さん(当時27)の母・敦子さん(61)が、達さんが撮りためた写真に文章を添えた本「紫の空」(田畑書店)を出版した。「息子の命がこんなにも輝いていたことを伝えたい――」


敦子さんと父・聡さん(65)は2012年12月2日の事故から数カ月後、達さんのシェアハウスからパソコンを引き取った。その中には、旅行やイベント、友人ごとに整理された約1万枚の写真があった。二人は「こんなに仲間に囲まれていたのか」と感じた。


08~10年に旅行したネパール、チベット、モロッコの写真約70枚には、子どもの屈託のない表情や一心に祈りを捧げる僧侶、赤茶色の土壁の町並みなど、達さんがレンズを通して見た旅の風景が記録されていた。「もっと多くの人に、息子の生きた証しを知ってほしい」。昨年の慰霊式を終えた後、本をまとめる準備を始め、写真を見て、わき上がる思いを文章にした。


寒々しい雪山や礼拝など異世界のようなチベットの写真から、事故のことを連想した。一報を受け、山梨に駆けつけた日。


「甲府行きの中央本線の車窓から、枝に奇妙な白い花をつけた木々がうしろへ流れていくのを見た」


果樹につけられたままの白い紙が花に見えるほど、現実感がなかった。


ネパールの木々の緑や男の子の写真からは、ひとり息子の幼い日々が浮かび上がった。


「赤ん坊をはじめて腕に抱いたときのことは、いまも忘れない」「爪のかたちが自分のものと相似形だった」「なにか怖(おそ)れにも近い、心がふるえるような喜びだった」


題名の「紫の空」はなかなか暮れない薄暮の空。雲がオレンジにも紫にも見えるその色は「幸福の色」だと敦子さんは言う。事故から5年。「悲しみ、怒り、うらみ。それがないといったらうそになる」。しかし、悲しみを経て気づいた喜びもあったという。「旅をして、やりたい仕事があり、シェアハウスの仲間と一緒に過ごして、達の命は輝いていたのです」(野口憲太)



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