「新地の女をなめんといて」を熱唱する北新地のホステス4人=大阪市北区堂島浜1丁目
高級クラブが立ち並ぶ、関西を代表する「大人の社交場」の大阪・北新地。「新地」の愛称で呼ばれるこの街が持つ情緒をテーマにした曲が誕生した。曲名は「新地の女をなめんといて」。歌うのは、北新地のホステスたちだ。企画した北新地社交料飲協会は「北新地の曲は念願だった。店などで流し、どんどん広めたい」と意気込む。
♪新地の女を なめんといて
♪気まぐれに 恋してる わけやないヮ
大阪市内のホテルで17日夜にあったお披露目会。北新地のホステス4人が上品な振り付けを交えてリズミカルに歌い上げた。メンバーの一人で「クラブ山名」の悠子さん(28)は「お客様への感謝の気持ちをこめて歌った。長く歌い継がれるよう頑張りたい」と述べた。
作詞、作曲を担当したのは「喝采」「北酒場」などの作曲で知られる音楽家の中村泰士(たいじ)さん(78)。40年以上、北新地に通っているという。「北新地は非日常を味わえる場所。北新地を知らない若い人にもあこがれを持ってもらえる歌にした」と話す。
曲作りは、北新地で約30年バ…