A級順位戦で5勝目を挙げた久保利明王将=大阪市の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
佐藤天彦名人への挑戦権を争う第76期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦、広瀬章人八段―久保利明王将戦が22日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、後手番の久保王将が114手で勝った。久保王将は5勝2敗。広瀬八段は3勝4敗となった。
これで8回戦まで終了(今期は参加者が奇数のため、明け番があり、7局しか指していない棋士もいる)。5勝2敗の⑨久保王将と⑩豊島将之八段を、5勝3敗で②羽生善治竜王・棋聖が追う。4勝3敗は⑧佐藤康光九段。4勝4敗は①稲葉陽八段、③渡辺明棋王。3勝4敗は④広瀬八段、⑦深浦康市九段、⑪三浦弘行九段。2勝5敗は⑤行方尚史八段と⑥屋敷伸之九段。(名前の前の数字は順位)。
10回戦は2月1日、11回戦は3月2日、それぞれ5局が一斉に指される予定だ。最終的に最上位1人が名人挑戦権を手にし、下位3人がB級1組に降級する。(佐藤圭司)