科学技術部(省)が発表した「中国地域科学技術イノベーション評価報告書2020」によると、寧夏回族自治区全体の総合科学技術革新水準指数は前年比4.35ポイント増の56.11%にのぼり、伸び率で全国3位になった。寧夏科学技術庁の発表で分かった。地域総合科学技術革新水準指数は前年より順位を4つ上げ18位につけ、全国で最も大きく浮上した地域になった。現在は総合科学技術革新水準指数が50%以上の2類イノベーション地域となっている。科技日報が伝えた。
「中国地域科学技術革新評価報告書」は、国家革新調査制度の重要な支え、権威ある報告書の一つだ。同報告書が構築した地域科学技術革新評価指標体系には5つの1級指標、12の2級指標、39の3級指標がある。今回の評価結果によると、寧夏は1級指標のうち科学技術革新環境、科学技術活動投入、科学技術活動産出、科学技術経済・社会発展促進の4つの指数で前年より向上した。特に科学技術活動産出指数は前年比15.21ポイント増で、順位を7つ上げ全国20位につけ、各省(直轄市・自治区)のうち最も大きく浮上した。科学技術経済・社会発展促進指数は順位を3つ上げ17位につけた。
このほか、2級指標のうち7つの指数が前年より向上。うち科学技術活動産出水準、技術成果市場化、ハイテク産業化水準、環境改善の4つの指標の全国における順位が上がった。3級指標のうち17の指数の全国における順位が前年より上がった。うち知識集約型サービス業労働生産性の順位を8つ上げ、R&D活動のある企業が占める割合の順位を6つ上げた。
寧夏科学技術庁計画・基礎研究所の関係責任者は「報告書の分析によると、全区総合科学技術革新水準の向上は、主に革新駆動型戦略の力強い実施、東西部科学技術の協力推進、科学技術研究管理からイノベーションサービスへの転換の持続的な推進、需要志向の科学技術体制改革などの重大措置により、科学技術革新の活力を効果的に喚起したもので、自治区の『革新30条』及び関連政策・措置の着実な推進の相乗効果の現れでもある」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月8日