臨床倫理コンサルテーション(EC)のイメージ どんな延命治療をいつまで続けるか――。こうした難しい判断に直面する医療チームを支える相談体制をつくる動きが、全国の病院で広がっている。医師以外の医療スタッフらも交えて、患者の生活環境などを考慮した上で最善策を探る新たな仕組みだ。主治医の「独断」によるトラブルを避ける狙いもある。 延命の方針、チームで検討 妊婦や子どもに高度な医療を提供する大阪母子医療センター(大阪府和泉市)。一昨年3月、医師や看護師、心理士、医療ソーシャルワーカーら約10人のチームを立ち上げ、主治医らの相談に応じている。 昨春、集中治療科の竹内宗之主任部長らの医療スタッフから受けた相談は、重い不整脈で集中治療室(ICU)にいた子どもの治療方針についてだった。その子は、不整脈のために血圧や呼吸を保つ体外循環装置を付けて生命を維持する一方、別の重い病気が新たに見つかって、長くは生きられない状況だった。 装置を長く使うと脳梗塞(こうそく)などの危険が高まり、1カ月ごとに部品交換も必要になる。「いつまで装置を使うべきか」。治療にあたるスタッフ同士でも意見は様々だった。チームとの相談は約2時間に及び、病状や治療法、子どもにとっての最善は何か、家族の希望などを議論。意見が出尽くしたところで、「部品交換が必要になるまで使い、その間に全力で治療する」と方針を決めた。 子どもは最終的に心不全で亡くなったが、薬の治療で不整脈は治まり、装置を外して一度はICUを出られた。「どうしても助からない場合、いつ積極的な治療を中止するか簡単に決められない。装置に頼り続けないと決断できたから、迷わずに治療できた」と竹内さんは振り返る。 こうした相談体制は「臨床倫理… |
延命治療続けるか 現場支える相談体制、独断避ける狙い
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
知的財産権の保護を強化し続ける中国
王毅部長、来年の中国外交の7大任務を語る
蘭州で故郷の美しい風景を描き続ける女性教師 ネットに投稿して「ハッピー」をシェア
第13次五カ年計画を振り返る 対外開放の水準を高め続けた中国
人民網「TikTok取引」三評(三) できもしない相談で、これ以上退きようがない
習近平国家主席が日本の菅義偉首相と電話会談
先祖の約束を150年守り無償で渡し船を漕ぎ続ける湖北省の村民
毛筆書きの入学通知書 陝西師範大学の教授らが14年続ける 陝西省
世界の実業家「中国での発展に大きな可能性、投資続ける」
日防相谈日韩防卫交流:双方都需要冷静期,但仍会摸索磋商
プチプラ服が抱える闇 時給400円、納品せかされ続け
家具を固定・連絡手段の事前相談 大規模地震への備えは
児童虐待防止へ閣議 首相「政治の責任で対策講じる」
日銀、金融緩和策は「現状維持」 政策決定会合
過労死110番、耳傾け30年 「現場は前よりひどい」
W杯勝敗を的中…あのタコに続け! ロシアで注目のネコ
「イチローに相談続けたい」 侍J稲葉監督が明かす
性犯罪やDV被害、4割は誰にも相談せず 警察庁調査
お金無くて腹ぺこ…コソッと相談を 「無料食堂」の挑戦
娘が辞めた新聞配達、夫婦で続け42年「親心が泣ける」
2千安打の内川、野球を2度やめかけた 支え続けた両親
セクハラ対応、朝日新聞社では 上司通さず相談する道も
ワンコリア囲碁続け、20年超 在日2世「涙が出る」
人口増え続ける東京、高齢化も 研究者「手遅れになる」
児童養護施設から自立の子、慣れない社会生活「相談を」











