米フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘で開かれる日米首脳会談では、今回も3度目の「ゴルフ外交」が展開されそうだ。ゴルフは安倍首相とトランプ氏の蜜月演出のツール。森友・加計問題で政権の失態が続くなか、逡巡(しゅんじゅん)しながらのプレーになりそうだ。
蜜月・日米首脳にズレ 批判始めたトランプ氏 来月会談
日米政府関係者によると、トランプ氏は今回も米国屈指のリゾート地・フロリダ州パームビーチでゴルフをやろうと打診。過去2回の会談でも両者はゴルフをし、トランプ氏は昨年11月にラウンドした際も首相に「お互いのいろいろなことが分かるし、本音で話ができる」とささやいた。
今回は、国会会期中であることを踏まえ、日本側は一度は断ったが、トランプ氏が再度打診。米関係者は「進まない日米の経済交渉をトップ会談で動かす」と狙いを語る。日本政府関係者も、再び断れば北朝鮮との対話で日米の蜜月が陰ったとの印象を与えかねないとの見方を示す。首相は東京都内で14日にあった出身高校の同窓会で出席者に「18日にトランプ大統領とゴルフするかも」と漏らした。