福田淳一事務次官のセクハラ疑惑。福田氏は、テレビ朝日が自社の女性社員がセクハラ被害に遭っていたと発表したが、改めて否定した。一連の問題について、様々な声が上がっている。
「一部しかとってない」「一部しか」福田次官、繰り返す
「この期に及んでセクハラ否定、驚き」 新潮がコメント
情報番組、記者擁護の声 テレ朝対応には批判「反省を」
作家の北原みのりさん
女性ジャーナリストには、彼女(テレビ朝日の社員)のような体験をした人はすごく多いはず。ある程度こびを売ることや一緒に飲みに行くということが前提とされる。男性中心のメディア社会は女性をこういうふうに使い、その中で女性たちはずっと葛藤させられてきた。こんな構造のうみを出し切るべきだ。
福田さんは、女性がサービスをする店で、言葉遊びをすることがあると言った。女性を性的にからかうようなことが自分たちの文化であると、悪びれない。女性を癒やしや遊びの対象として捉える男性たちがいる日本の社会環境が、セクハラを生んできたと感じている。
小池百合子・東京都知事
マスコミや行政など、今どんどん社会に女性が出ている。こういったことで社会全体がひっくり返るような話になっているというのが、まだまだ日本というのは(セクハラへの)意識が定着していないんだろうなと思う。(辞任は)大変驚いたけれども、むしろもう少し早く対応されていた方がよかったかもしれませんね。(東京・丸の内で記者団に)