「このままではクビだ」 衣笠氏、猛練習でスイング磨く——贯通日本资讯频道
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「このままではクビだ」 衣笠氏、猛練習でスイング磨く

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ユーモアを交えながら初優勝の時を振り返る衣笠祥雄さん=2016年11月、広島市中区


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「2215」。現在でも衣笠祥雄さんが持つ連続試合出場記録はプロ野球最多として輝く。体に近い内角球を恐れず、フルスイングでファンを魅了した選手だった。死球は歴代3位の161個で、三振は当時最多(現在9位)の1587個を数えた。野球界は星野仙一さんに続き、また一人、1970~80年代を彩ったスターを失った。


入団2年目まで1軍と2軍を行ったり来たりで、スカウトから「このままだとクビだ」と脅された。しかし、3年目からコーチに就任した根本陸夫さんの助言で長所は長打力だと再認識し、6年目にはコーチの関根潤三さんと深夜にまで及ぶ猛練習でスイングを磨いた。


選手として23年間のうち、打率が3割を超えたのは1度。それは入団20年目のことだった。現役を引退した後も、晩年は闘病生活をしながら最後まで「鉄人」らしく、野球界に携わった。


骨折しても「絶対出たい」


1975年から監督として広島の黄金期を築いた古葉竹識さんは「涙が出ました。サチが私より先に逝くとは……」とショックを隠しきれない様子。2月ごろに会った時、体調を心配して声をかけたら衣笠さんは「大丈夫」と答えたという。「私が監督時代、よくがんばってくれました。骨折した時も『絶対出たい』と言ってきて。だから、『大事なところで使う』と伝えて代打で使ったんです」と当時を振り返った。


広島のOB会長を務める安仁屋宗八さんは「まさかと耳を疑った。入団時はバッテリーを組んだこともあった。三塁転向後はエラーでよく足を引っ張られたが、『安仁屋さん、エラーは目をつぶってください。必ず打って取り返しますから』と言われた。『鉄人』と呼ばれたんだから、いつまでも元気でいてほしかった」と語った。大下剛史さんは「寂しい。二遊間を組んでいた敏之(三村)が逝って、今度はサチ。これで初優勝メンバーの内野手は私とホプキンスだけになってしまった」とコメントした。


広島の後輩たちは「本当に優しい人だった」と口をそろえた。大野豊さんは「マウンドによく声をかけに来ていただいた。怒られたことは一度もない。いつも優しく元気づけられた」という。北別府学さんは「ピンチの時にも頑張れと背中を押してもらった。あの優しい笑顔は忘れられない」と思い出を語った。


達川光男・現ソフトバンクコーチは「キヌさんは『痛いとかかゆいとか言うからけがになる。黙っていたらわからん。試合に出るのが当たり前』と言っていた。今まで数多くの野球好きを見てきたけど、キヌさんがナンバーワン。一番野球を愛していた」と語った。小早川毅彦さんは「プロとしての厳しさ、責任感を教わり感謝しきれない。優しい先輩で努力の人。若手のお手本だった」。野村謙二郎さんは「レジェンドの方が亡くなって寂しい。監督になった時は『思い切ってやればいい』と声をかけていただいた」という。


緒方監督に「常勝カープを」


広島の緒方孝市監督は衣笠さんといっしょにユニホームを着たのは1年だけだったが、「頑張れよと声を掛けていただいたのを覚えている」。2016年に25年ぶりのリーグ優勝を決めた際、「ここから常勝の強いカープを築いてくれ」と言われたという。「優勝、そして日本一の報告をするためにも全員で戦っていきたい」と語った。


歴代3位の1766試合連続出場記録を持つ阪神の金本知憲監督は「カープの先輩であるキヌさんから、休まないということに関していちばん影響を受けた。中心選手は常にグラウンドに立っていないといけないことを、無言で示した人だった」と振り返った。


ライバルも悼む


かつてのライバルたちも、衣笠さんの死を悼んだ。元巨人監督の長嶋茂雄さんは「『鉄人』と呼ばれた通り体の強い選手で、私が監督1年目の75年には山本浩二さんとカープを引っ張り、初優勝を見事成し遂げられたことが印象深いです。巨人戦で死球を受けた時には、カープのベンチを自らなだめながら笑顔で一塁へ向かう姿が忘れられません。芯が強く、優しい心を持っているいい男、ナイスガイでした」とコメントを発表した。


王貞治・現ソフトバンク会長は「『鉄人』と呼ばれた彼なので、まさかという感じです。外見は怖そうな雰囲気だけど、実際にはすごく心の優しい人。死球を受けても相手を威圧することなく、闘争心をもって戦う中では珍しいタイプの選手だった。敵ではあるが、それを超えた形で話ができる人。もっともっと話がしたかった」と惜しんだ。


楽天の梨田昌孝監督は「79、80年の日本シリーズで対戦した」と近鉄時代の対戦をなつかしみ、「衣笠さんの辛抱強い姿を見て、今の広島の礎が築かれたのだと思う。とにかく『元気の源』みたいな方で、人懐っこく気さくに声をかけてくれる方でした」。DeNAのラミレス監督は「尊敬される方。日本人のロールモデル(模範となるお手本)だった」と語った。日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督は「会うたびに『がんばれよ』と笑顔で声をかけていただいた。まさか、という思い」と話した。



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