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米ウーバー、ラストベルトで実験 摩擦から対話へ

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公道を試験走行するウーバーの自動運転車。市街地も難なく走った=米ペンシルベニア州ピッツバーグ、江渕崇撮影


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配車サービス世界最大手、米ウーバー・テクノロジーズが、無人タクシー実現に向けた自動運転の開発拠点をラストベルト(さびついた工業地帯)に構えている。米西海岸のシリコンバレーで急成長を遂げたウーバーが、果たしてラストベルトに溶け込めるのだろうか。そんな疑問を抱きながら、記者が現地を訪ねた。


落書きが放置された工場に、さびついた鉄橋。かつて「鉄の街」として繁栄した米東部ピッツバーグ市の今の姿だ。そんな中でも医療やITの新ビジネスが立ち上がり、「ラストベルト」から「テックベルト」への変革のさなかにある。


地元起業家ジョン・クエイル氏は「ある企業の成功が、ほかの企業も引き寄せる好循環ができた」と語る。


それを象徴する企業の一つがウーバーだ。古い倉庫街の一角に2016年にできた研究所内では、ジーンズ姿の社員が無料のカフェラテを手に談笑していた。


ウーバーはこの地で、大規模な自動運転の公道実験をしている。ロボット工学に強いカーネギーメロン大があるうえに、冬は雪が降る入り組んだ古い市街地があるピッツバーグは、自動運転技術を鍛えるのにうってつけだからだ。


記者は3月、20分ほど試乗する機会を得た。ドライバーがハンドルから手を離したままの車は、人が多く道幅が狭い市街地でも難なく走行。判断が慎重すぎるかなと感じた場面もあったが、実用化は遠くないと思った。ただ、ウーバーの自動運転車はその後、米アリゾナ州で死亡事故を起こし、今は公道実験を見合わせている。


自動運転の精度は、公道走行で道路のデータを蓄えるほど上がる。ウーバーなど複数社が開発拠点を置くピッツバーグは、無人タクシーが最も早く実用化される都市の一つとみられる。


地元は歓迎ムード一色かと思いきや、ウーバー施設の近くに住み、地域の顔役だというティム・スミス牧師は「若者をもっと雇ってくれると思っていたのに」と不満げだった。


地域経済を支えた製鉄所は閉まり、40年前に4万人近かった地域の人口は約5千人まで減った。工場なら地元の若者を大勢雇ってくれるが、自動運転の開発となると雇われるのは専門職がほとんど。「訓練の機会を与えてくれれば、学位なしでもできる仕事はもっとあるはずだ」とスミス牧師は話す。


そもそも、配車アプリの普及でタクシー運転手の雇用が脅かされてきた歴史がある。自動運転が広がれば、ウーバー運転手の職も危うくなる。ウーバーの自動運転責任者エリック・メイホーファー氏は「配車サービスを今の10倍成長させるのに人だけでは足りない。それを補うのが自動運転で、雇用は当面維持される」というが、長期的な影響は避けがたい。


ウーバーや自動運転は、貧弱な公共交通の穴埋めとしても期待される。だが、交通問題に取り組む地元NPOのローラ・ウィーン氏は「タクシーは車いすの客も乗せる義務があるのに、ウーバーは断ることができる。スマートフォンとクレジットカードがない人は乗れない。そんな企業に公共性の高い移動手段を頼っていいのか」と指摘する。


ウーバー誘致の旗を振ったペドゥート・ピッツバーグ市長も「ふたを開けてみれば、すれ違いがあった」と認める。市側はウーバー運転手の待遇向上や、自動運転での配車サービスの無料化などを希望したが、話が通じない時期があったという。


好対照の例がある。市は、自動車大手フォード・モーターの子会社が手がける乗り合いバスを迎え入れようとしている。運転手はフルタイム勤務で労働組合に加入する。市民はスマホやクレジットカードなしでも、車いすでもバスに乗れる。


セクハラなど相次ぐ不祥事で昨秋経営陣を一新したウーバーは、成長一辺倒だった企業文化の変革を掲げる。バーニー・ハーフォード最高執行責任者は「事業をさせてもらう国や都市に従う。それが正しいやり方だ」。運転手向けの職業訓練に乗り出し、ピッツバーグ市との関係も改善した。


ソーシャルメディア最大手フェイスブック(FB)の個人情報流出問題など、最近なにかと風当たりが強いシリコンバレー企業。ラストベルトとの「対話」を糧にできるのか、やはり重荷でしかないのか。ペドゥート市長は言う。「利益一本やりで自由を謳歌(おうか)してきたシリコンバレーもそろそろ、社会との関わり方をラストベルトに学ぶときだ」(ピッツバーグ=江渕崇)



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