英国ハリー王子の結婚式の会場となった人口3万人のウィンザーには10万人以上が駆けつけると予想されている。周辺の一部の道路は前の晩から封鎖され、鉄道会社はウィンザー行きの電車の車両と便数を増やした。町には英国旗があふれ、おしゃれな帽子をかぶったり、国旗柄の洋服を身につけたりした人たちで朝からお祭りムードとなった。
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英中部バーミンガムの看護師イザベル・ダンさん(54)は結婚式の日程発表の直後に会場近くのホテルを予約。この日は朝5時から、式後のパレードコースの沿道で場所取りした。「2人は一緒にいるととても幸せそう。一目見たくて」。米国旗を体に巻き付け、祝福の準備は万全だった。
米国出身でロンドンに住んだことがある大学生トレ・グリフィンさん(24)はアムステルダムから駆けつけた。ロンドンの友人宅に前泊し、この日朝5時の電車に乗り、約1時間のウィンザーに来た。
「もともと王室ファンだけど、メーガンは同じ米国出身だし、出演していたドラマもずっと見ていたので、より近い存在に感じる。お似合いの2人の結婚はうれしい」。慈善活動に熱心という共通点を持つカップルに「動物保護や男女平等を達成する活動に力を入れてほしい」と期待している。(ウィンザー=下司佳代子)