空母出港を前に記者会見する、第5空母打撃群のマーク・ダルトン司令官=2018年5月28日午前9時9分、神奈川県横須賀市、太田泉生撮影
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが29日午前10時ごろ、同基地を出港した。米第7艦隊が担当する西太平洋で警戒任務にあたる。昨年12月に横須賀に入港し、定期整備をしていた。当初28日に予定していたが、1日遅れての出港となった。
空母艦載機部隊の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)への移駐が今春完了。これまで艦載機は、同艦の横須賀出港後に房総沖で着艦訓練をしてきたが、米海軍は今回から岩国基地を拠点に九州沖で訓練する方針を示している。
作戦部隊を指揮する第5空母打撃群のマーク・ダルトン司令官は28日に記者会見し、出港の目的について「定期的に行っている訓練と作戦行動だ」と説明。洋上で他の艦船と合流し、同盟国との演習にも加わると述べた。(太田泉生)